園庭の中央にそびえるクスノキは、タンポポと並ぶ幼稚園のシンボルです。明治の初め1870年頃に2本植の盆栽だったものを地植えにしたものです。
開園当初(1949年)、枝張りは少なくすっきりした姿でしたが、今は大きく枝を広げて、園庭を覆っています。台風や大雪に枝を折られても、負けずにしっかりと大地に根を張り、青々と葉を茂らせています。
鳥や蝶は羽を休め、葉や実を食べて住み家にしています。
ターザンロープやロープウェイをぶら下げてもびくともしません。
この大きなクスノキも、はじめはたった2粒の種から育ったのです。
自然を大切に、自然に学び、やさしく、たくましく生きたいものです。
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